監修:順天堂⼤学医学部 膠原病内科 名誉教授 髙崎 芳成 先生
2023年 1月更新
IL-6(インターロイキン-6)は多彩な生理作用を有するサイトカインと呼ばれる物質の一種で、免疫応答や炎症反応の調節において重要な役割を果たしています。サイトカインとは、さまざまな刺激によって免疫細胞などから産生されるたんぱく質で、主に身体に侵入した細菌やウイルスなどの異物を排除するための役割を担っています。サイトカインには大きく分けてインターロイキン(IL)、インターフェロン(IFN),腫瘍壊死因子(TNF)などがありますが、IL-6のようにさらに細かく分類すると種類は数百にのぼり、その作用も多岐にわたります。
サイトカインの主な役割
IL-6も免疫応答や炎症反応の調節において重要な役割を果たすサイトカインです。その役割は生体の恒常性(安定した状態)の維持にとても重要ですが、長期にわたって過剰に産生し続けると、さまざまな病態を引き起こすことが知られています。
IL-6の過剰な生産による主な影響
IL-6の過剰産生が関連する病気としては、主に以下のようなものが挙げられます。
詳しく知りたい方は
⇒ 難病情報センターwebサイト「若年性特発性関節炎(指定難病107)」
https://www.nanbyou.or.jp/entry/3946
詳しく知りたい方は
⇒ 難病情報センターwebサイト「成人スチル病(指定難病54)」
https://www.nanbyou.or.jp/entry/132
詳しく知りたい方は
⇒ 難病情報センターwebサイト「高安動脈炎(指定難病40)」
https://www.nanbyou.or.jp/entry/141
詳しく知りたい方は
⇒ 難病情報センターwebサイト「巨細胞性動脈炎(指定難病41)」
https://www.nanbyou.or.jp/entry/3928
詳しく知りたい方は
⇒ 難病情報センターwebサイト「特発性多中心性キャッスルマン病(指定難病331)」
https://www.nanbyou.or.jp/entry/5749