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リウマチの症状とは ~あれ?もしかしてリウマチ?~

監修:順天堂大学医学部附属順天堂越谷病院 院長 髙崎 芳成 先生

2020年 12月更新

関節に起こる症状と関節外症状があります②

関節外症状

関節リウマチでは関節以外の部位にも症状が現れることがあります。
関節外症状は貧血、発熱、倦怠感、食欲不振、体重減少などの全身症状のほか、からだのさまざまな部位で症状が現れる可能性があります。

関節外症状以外が現れる主な部位

関節外症状以外が現れる主な部位

肺に現れる症状

関節リウマチで生じる肺病変にはさまざまあり、大きく分けて「リウマチが原因の肺の病変」、「薬剤性肺障害」、「感染症」の3つがあります。

リウマチが原因の肺の病変

リウマチが原因の肺の病変には間質性肺炎、気道病変、胸膜病変などがあります。間質性肺炎は比較的頻度の高い関節外症状であり、肺の肺胞組織に炎症が起きる病気です。間質性肺炎が存在していても病初期には多くは無症状ですが、病状がある程度進行してくると、動いた時の息切れや空咳(痰を伴わないせき)を自覚します。病状がさらに進行すると、安静時にも息苦しくなることがあり、肺が線維化(肺が固くなり、十分に膨らみにくくなる)し、肺線維症と呼ばれる状態に進展する場合があります。

薬剤性肺障害

抗リウマチ薬の副作用で間質性肺炎が起こることがあります。

感染症

関節リウマチの治療に使用される免疫抑制薬や. ステロイド剤,生物学的製剤の影響により免疫が抑制されると、ニューモシスチス肺炎などの日和見感染症を合併することがあります。

消化器や腎臓に現れる症状

二次性アミロイドーシス

関節リウマチによる炎症が長期間継続することで、アミロイドという物質が消化管、腎臓、心臓などに沈着し、それらの臓器に障害をきたすことがあります。消化管では吸収不良やそれに伴う便通異常、下痢などの症状、腎臓では腎機能障害(蛋白尿、腎不全など)、心臓では不整脈や心不全が現れることがあります。

心臓に現れる症状

心膜炎、心筋炎

心臓を覆っている心膜や心臓の筋肉に炎症が生じ、動悸や息切れ、胸の痛みなどの症状が現れることがあります。

眼に現れる症状

強膜炎、上強膜炎

眼の白目部分を一般的に強膜といい、強膜を覆う表面の薄い組織を上強膜といいます。関節リウマチではこれらの部位に炎症が起こり、白目部分の充血や痛みが生じることがあります。一般的に上強膜炎よりも強膜炎のほうが重症化しやすいといわれています。

皮膚に現れる症状

リウマトイド結節

肘の外側や膝の前面など、圧迫されやすい部位の皮下にできる小豆大から大豆程度の大きさの硬いしこりです。枕のあたる後頭部、指の背部、足の靴に圧迫される部位などにも生じる場合があります。痛みはありません。

リウマトイド結節

リウマトイド結節

リウマトイド結節

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